切っても切れない人と酵素
酵素とは

酵素がどういうものなのか、その意味を分かりやすく解説します。

体内で作られる潜在酵素

エドワード・ハウエル博士は酵素栄養学を研究する前は、酵素はたんぱく質でできているので、たんぱく質が入ったものを食べれば、酵素はいくらでも作られるという考えでした。しかし近年になっての研究で、酵素をつくる能力は、一人ひとり遺伝子によって決まっていて、限界があるということが分かってきました。その人間が固有に持っていて、一生のうちでつくれる一定量の酵素のことを「潜在酵素」と言います。この体内でつくられる潜在酵素は「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類があります。

消化酵素

消化酵素とは、食べたものを身体が吸収しやすいように消化するためのものです。例に挙げると、ご飯などに含まれるデンプンを分解するアミラーゼ、肉などのたんぱく質の分解はプロテアーゼ、脂肪の分解にはリパーゼという酵素が働いています。これらの消化酵素により、分解された栄養素は小腸で吸収され、エネルギーとなります。

代謝酵素

消化酵素で栄養素がエネルギーになったら、それを身体の中で働かせるのが代謝酵素です。代謝酵素の働きは主に4つです。1、吸収された栄養素を体中の細胞に届けて、有効に働く手助けをします。新陳代謝のことです。2、毒素を汗や尿の中に排出します。有害物質の除去をします。3、身体の悪い部分を修復し、病気を治します。自然治癒力を持っています。4、免疫力を高めます。

消化酵素と代謝酵素の深い関係

エドワード・ハウエル博士の著書「酵素栄養学」の中では、消化酵素を使いすぎると、代謝酵素が不足すると述べています。体内にある酵素は、消化と代謝の2つが元になっており、またそれぞれの量は決まっているため、消化が忙しくなれば、その分代謝酵素は少なくなり、反対に病気などで代謝酵素が多く使われれば、その分消化にまわされる酵素が不足するということになります。このように消化酵素と代謝酵素はお互いに深いかかわりを持っています。

食物酵素

前述の消化酵素や代謝酵素とは違い、身体の外にある酵素です。加熱されていない生の食べ物や発酵食品に含まれる酵素のことです。その食物酵素の含まれた食べ物を加熱された食品と一緒に食べると、消化が助けられます。たとえば、食物酵素が含まれる食べ物として、生の食べ物では、野菜、果物、生の肉や魚などで、発酵食品ではみそ、納豆、ぬか漬けなどが挙げられます。

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